プラス思考になる方法−1 はこちら
次のような実験を想像してみてください。
Aグループの人には日本の景気は良くなると書かれた専門家10人のコラムを読んでもらいます。
Bグループの人には日本の景気は悪くなると書かれた専門家10人のコラムを読んでもらいます。
10のコラムを読み終えたところで、それぞれのグループの人に、「日本の景気は今後どうなると思いますか」と質問をしてみます。
この時、よほどその人が政治や経済について詳しくて、自分の考えがしっかりしているという人でなければ、Aグループの人は「景気は良くなると思う」、Bグループの人は「景気は悪くなると思う」と答えると思います。
このように私たちの考え方・思考は、自分が持っている知識・情報つまり「記憶」から作られます。
記憶をコップだと思って考えてみてください。
記憶のコップの中に、プラスの知識・情報が沢山入っていれば、そこからあふれ出てくるのはプラスの考えです。
しかし、コップの中にマイナスの知識・情報が沢山入っていれば、そこからあふれ出るのはマイナスの考えです。
前回プラス思考になるには、プラスの考えを記憶に定着させることが大切と書きましたが、自然とプラスの考えができるようになるためには、日頃からプラスの知識・情報を積極的に吸収うして、記憶のコップをプラスの情報でいっぱいにしてあげることがポイントです。
日本心理教育コンサルティング